アイルランドマイの話

私自身内向的でこういった日記をする意義を考えたりするのだけど、意義は後から生まれると信じて
世の中しなくていいこと、多すぎます。
しなくていいと捨ててしまったこと。でも、何処にも残らず捨ててしまったものがお宝だったりするのかも知れない。
Twitterに書けないことをかいていきます。
日記ここまで。

アイルランドマイが好きという話。
関係性の妙なのかな。先生とマイは生徒とトレーナーという立場でなかったら決して人生でかち合わなかったと思う。
でも出会ってしまった途端、もう一緒にいるしかない二人になっている。付き合っているだろうそれは。いやいや焦ってはいけない。

読み返しながら書いている訳ではないから、間違っているかも知れないけれど、
吼えろアイルランドマイのところが好きだ。

二人とも日常の感情的トーンが低い位置にあって、普通より感情に一枚も二枚もベールをかぶせている(ように見える)
マイはお金のために走るし、先生の夢はよく分からない。普通、夢のある二人にするじゃん……
謎の血のかよい方をしてる。

だけど、ドライにみえて冷めてはないしどこかシケてる。
特にマイちゃんは水分が多い。先生のために胸を痛めて傷ついている。先生のために先生に怒る。妻か……
途中からどう見ても3割くらい先生のために走っている。後の7割くらいは学生らしい可愛らしさで走っている。と思う。


吼えるレースのシーン凄くいい。
お金のためとか先生のためとか、どこかにいってしまう。
下の方に溜まっていた血がどんどん逆巻いて昇っていく。
喉まで血が来たらもう叫ぶしかなくて、吼える。
思いが全部速さに変わっていく。感じがして。

マイが諦めて捨ててしまっていた自分なんてという予防線のその先が溢れてドロドロに熱い。
すごいの喉に詰まってたんじゃんって。勝ちたい。

拳握るとおもった。握った。
ウマ娘ってこうだ。
それからいいシーンだとおもった。

それでマイ、引退したら先生になってる。
私は人と人がかようことは、口にしなくともお互いの人生にある程度の拒否権と決定権を持つことだと思っている。
人の好きを好きになることは恋愛じゃなくても、二人の血がレースを巡って通じたのだと解釈している。多分違うかも知れない。
引退してから、離れた相手を美しく思い浮かべることができる。マイにとって先生はそんな思い出だったのかもなんて思う。夢ある。

なんでも分かり合っている関係なんてなくて、この人のことをわかっていないかも知れないんだと、不安に思う関係は良い。
それに、マイが捨ててしまっていたものを先生が拾い上げて大事にしてあげていたのだと思う。

この二人、なんでも言い合える関係じゃない。
けれどなんでも言い合える関係だけが信頼の証ではなくて、言えない何かを自分の中で必死に噛んでいるから綺麗なんだと思った。

ここまで感想考えて、人生しなくていいことは多いけれど、そうやって捨てたものは近くに置いておけばいいのかもなどと感じた。

ここまでにしておいて、多分次はルドルフの話にします。